ちょっと余ってしまう食材ってありますよね。何かを作って少しだけ余ってしまい、冷蔵庫にしまったものの、その後の使い方が思いつかずダメにしてしまうもの。そこで、簡単で有効な使い方をいろいろと提案していこうと思います。
残り食材トライアウト第1弾は「餃子の皮」。餃子を作ると、なかなかちょうどいい分量にならず、皮が余るときもあれば、タネが余るときもある。今回は余った皮を使って、ちょっと違った使い方をしてみました。
作るのはワカモレ。メキシコ料理には欠かせない、サイドメニューであり、調味料にもなるメニューです。「森のバター」といわれ栄養抜群のアボカドが主役。アボカドは不飽和脂肪酸を多く含み、動脈硬化を防ぎ血圧を下げる効果があるとされています。レモンの代わりに、大分産のかぼすを使いました。レモンよりも酸味がやさしいので、多めに絞っても大丈夫です。爽やかな柑橘(かんきつ)の香りが幸せな気分にさせてくれます。
揚げ焼きにした餃子の皮にワカモレを乗せていただきます。白ワインはもちろん、レモンサワーや酎ハイ、ハイボールにもバッチリです。簡単に作れて、病みつきになるおつまみです。(速水裕樹)
材料(2人分)
餃子の皮…………8枚
アボカド…………1個
ミニトマト………4個
タマネギ…………1/4個
かぼす……………1個
ごま油……………大さじ1
塩…………………小さじ1/2
塩、コショウ……少々
作り方
1.フライパンにごま油をひいて、餃子の皮を揚げ焼きにする。片面が色付いたらひっくり返し、両面を焼く
2.タマネギはみじん切りにして、塩小さじ1/2を振り5分置く。キッチンペーパーでぎゅっと絞って水分を出す
3.アボカドは半分にカットして皮をむき、1センチ大の角切りにする。ミニトマトは8分の1にカットする
4.ボウルにタマネギ、アボカド、ミニトマトを入れる。かぼすを半分にカットして、手で絞り果汁をかける。塩、コショウを振って軽くかき混ぜて、ワカモレの完成
5.器に焼いた餃子の皮、ワカモレを盛り付けテーブルへ。餃子の皮にワカモレを乗せて、一緒にどうぞ
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