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相撲やちゃんこ、当麻寺描く 小中学生らがデザインしたマンホール蓋完成

産経ニュース 2025年2月12日 11時30分

奈良県葛城市が市制施行20周年を記念してデザインを募集していたマンホールの蓋6種類6枚が完成し、市内に設置された。同市が発祥地ともいわれる相撲や、市内の寺院・当麻寺など小中学生らが考案した絵柄で、市は「下水道の大切さを知るきっかけにしてほしい」と呼びかけている。

葛城市は平成16年10月に新庄町と當麻町が合併して誕生。昨年の市制施行20周年に合わせて、暮らしを支える下水道事業に興味を持ってもらおうと、同7~8月にマンホールの蓋のデザインを一般の部、中学生の部、小学生の部で募集。計1238件の応募から各部門で優秀賞2作品を選び、同10月の市制施行20周年記念式典で表彰した。

優秀賞の計6作品は実際にマンホールの蓋が製作され、1月30日に6枚を市役所新庄庁舎でお披露目し、市内の近鉄新庄駅と尺土駅周辺に設置した。蓋を十円玉に見立てて20周年を表現したり、相撲をとる場面を描いたりしているほか、当麻寺の行事や塔、ちゃんこ鍋などもあり、目に入りやすいカラーになっている。

市下水道課の担当者は「下水道は地下にあるので見えないが、このマンホールの蓋を見て大切さを知るきっかけにしてほしい」と話している。

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