鮮魚専門店チェーン、角上魚類の草加店(埼玉県草加市)で24日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興応援を目的に福島県産の魚介を販売する「発見!ふくしまフェア」が始まった。25日まで。
フェアは東京電力ホールディングスが協力し、「常磐もの」と呼ばれる福島県産の魚介のおいしさや安全性を知ってもらい、消費拡大や風評払拭につなげることが狙い。
この日は水揚げされたばかりの新鮮なカレイやホウボウ、アイナメ、ソイ、ホッキ貝など約20種類の魚介が並んだ。埼玉県八潮市の女性(77)は「鮮度がよくておいしそうなので福島県産を選んだ。復興に頑張っている福島を応援したい」と、ツブ貝を購入した。同店次長の中村慶さんは「こうしたフェアでおいしさを知ってもらい、普段から福島県産の魚を見かけたら買ってもらえるようにしていきたい」と話した。