咲き誇る花が少ない冬のシーズンに、花盛りの場所を見つけた。服部緑地都市緑化植物園(豊中市)の温室内にある「カメリアルーム」。カメリアとはツバキの学名だ。早咲きから遅咲きまで約20種。15度以上に保たれた快適な室内で、赤やピンク、白、黄といった色とりどりの花が、人々を楽しませている。
園の屋外にある「椿山」では、寒さに加えて野鳥が花をつつくため、傷みやすい。温室展示は状態の良い花を鑑賞してもらいたいとの配慮だ。
寒さに強いものから苦手なものまで、世界にはたくさんのツバキがある。
大輪のバラのような紅花や、カーネーションのごとく中心まで花びらに覆われた白花など、海外で品種改良されたものもあり、その姿は実に華やかだ。
見頃は3月初旬まで。午前10時~午後5時、火曜休園。高校生以上220円。問い合わせは同園(06・6866・3621)。(北村博子)