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NYタイムズ「行くべき52カ所」に選ばれた盛岡市 経済波及効果は18億円、外国人客6万人

産経ニュース 2024年7月1日 19時35分

ニューヨーク・タイムズの「2023年に行くべき52カ所」に選ばれた盛岡市は令和5年度に外国人客数が6万人以上、経済波及効果も18億円以上それぞれ増えたことが1日、いわぎんリサーチ&コンサルティング社(本社・盛岡市)が発表した推計で分かった。

推計を令和5年度でまとめたのは「2023年に行くべき52カ所」の公表が令和5年1月、効果が鮮明になってきたのが春先で、5月からは新型コロナが5類に以降、年が明けて令和6年に入ってもその効果が継続していたため。

新型コロナウイルス感染拡大前と比較して効果を調べた推計は初めてで、感染拡大前で直近の令和元年は釜石市でラグビーワールドカップの試合があり、外国人客数が増える特殊要因があったため、それがない平成30年度と比較している。

それによると、令和5年度の外国人客数は34万4370人で平成30年度の28万650人から6万3720人増加し、令和5年度の経済波及効果は98万4500万円で平成30年度の80億2300万円を18億2200万円上回った。

18億2200万円は盛岡市内の百貨店やスーパー、コンビニなど小売業の年間販売額(令和3年)229億4600万円の7・9%に相当する。推計をまとめた同社経営支援部地域経済調査担当の沢田茂シニアマネジャーは「予想以上に大きなインパクトがあったと思う」と分析している。

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