ベージュの車体に、茶色の細帯-。昭和61年の導入当時の車体カラーを再現した新京成電鉄(千葉県鎌ケ谷市)の電車「8800形」が18日、運行を始めた。同社は来年4月、京成電鉄に吸収合併される。車両のデザインも赤と青を基調とした京成カラーに順次更新される予定で、新京成カラーの復刻を通じ、沿線住民に懐かしさを感じてもらう試みだ。
「復刻カラー」企画第3弾となる今回は、6両1編成で運行を始めた。同社は今年7月から「N800形」、9月からは京成千葉線直通運転の「8800形」の導入当時の車体カラーを再現し、鉄道愛好家らから好評だという。
同社の路線は松戸(同県松戸市)-京成津田沼(同県習志野市)を結ぶ。車両は現在、白とピンクを用いた車両が主流だ。