千葉県北東部で感染が広がる高病原性鳥インフルエンザの封じ込めに、陸上自衛隊が奮闘している。
県は12日以後、感染が確認され、県職員だけでは鶏の殺処分といった防護作業が追い付かない場合に限り、そのつど、自衛隊に災害派遣要請を出してきた。
12日、銚子市には下志津駐屯地(千葉市若葉区)の高射学校や松戸駐屯地にある需品学校から計約180人、習志野駐屯地(船橋市)の精強部隊、第一空挺団からも約150人が出動した。
第一空挺団はその後も、派遣要請を受けると、15日は約160人、18日は約200人、19日は約100人が、銚子や隣接する旭市の養鶏場に向かった。空挺団には約2千人の隊員がいるが、ローテーションを組んで順次、対応している。
防疫作業の様子は空挺団の公式X(旧ツイッター)でも発信され、《相変わらず、困った時の自衛隊だね》《そんなことまでしておられるとは》といった声が寄せられている。