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いにしえの音色聴いて 復元楽器用いた「万葉挽歌」CD制作

産経ニュース 2024年8月29日 20時14分

古(いにしえ)に奏でられた音色を楽しんでもらおうと、奈良市のピアニストで作曲家の榊原明子さんの音楽監督、作曲で復元楽器などを用いた曲を収録したCD「万葉挽歌(まんようばんか)」が制作された。

榊原さんは奈良文化財研究所から依頼を受け、9月1日まで同市の平城宮いざない館で開かれている企画展「万葉挽歌」の音楽を監修し、CDも制作した。

収録しているのは、日本国が興った場所の夜明けを表現した「日出ずるところ」や古代の人たちに敬意を表する「万葉挽歌」、音楽への変貌を表す「黎明(れいめい)-祭祀(さいし)から音、音楽へ-」など。土笛(縄文~弥生時代)や出土琴(弥生~古墳時代)の復元楽器や出土銅鈴(8世紀)の音なども用いている。

榊原さんは「CDで聴いて奈良時代以前の楽器の音色を知っていただければ」と話している。

「AMIDALABEL」(代表は榊原さん)からリリース。税込み1100円で平城宮いざない館で販売している。

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