6月に米カリフォルニア州で開かれた青少年ロボット競技世界大会「ファーストレゴリーグチャレンジ」(9~16歳が対象)に、千葉県印西市立原山小出身で中学1年生の同級生チーム「ブルーデージー」が出場し、ロボットデザイン部門で2位になった。印西市の藤代健吾市長は24日、快挙をたたえ、市長特別賞を贈った。
大会は、デンマークのブロックおもちゃメーカー、レゴ社などが世界各地で開催している。
自立型ロボットで荷物を持ち上げ、運ぶミッションを攻略する「ロボットゲーム」や「イノベーション・プロジェクト」といった4つの部門で競い合う。今回は計88チームが参加した。
「原山小チーム」は同級生の8人がメンバー。ミッション解決に向け、独創的なプログラミングを組み、レゴで組み立てたロボットを動かす能力の高さが評価を得た。
同小は文部科学省が進める情報教育の推進校で、プログラミング教育が盛んだ。8人は日ごろの授業で培った技を生かし、予選を突破。世界大会でも同じ顔ぶれで挑んだ。
この日、8人を市役所に迎えた藤代市長は「この経験を糧に、将来に向け、さらに活躍してほしい」と語った。
チームリーダーの斉藤海斗さんは「地域の皆さんの支援もあり、良い結果を残せた。印西市にお返しできるよう頑張りたい」と笑顔で応じた。間立生音(ういん)さんは「外国の人との交流が楽しく、かけがえのない経験になった」と振り返った。(松崎翼)