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「人類初」宇宙でラーメンを食べた野口聡一さんの企画展

産経ニュース 2024年8月2日 18時0分

宇宙飛行士の野口聡一さん(59)が名誉館長を務める「カップヌードルミュージアム大阪池田」(大阪府池田市)で、企画展「〝人類初!宇宙でラーメンを食べた〟野口聡一宇宙飛行士」が開催されている。

野口さんは2005年、初めて宇宙へ飛び立った際に世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」を食べた。このラーメンは野口さんが「日本で食べているもの宇宙に持っていきたい」と希望したもので、日清食品の創業者、安藤百福氏(1910-2007年)が陣頭指揮をとって開発した。

企画展ではスペース・ラムの実物が展示されているほか、野口さんと安藤氏の交流をパネルで紹介。また、野口さんが3度目の宇宙滞在に携行した安藤氏の書「宇宙世紀 優劣共生」も展示されている。

野口さんは「宇宙食ラーメンは汁が飛び散らず、地球上と変わらない味になるようにさまざまな工夫が施されている」と説明。「宇宙での生活ぶりを見てほしい」と説明した。

また、同館で開催された子供向けセミナー「野口さん直伝!宇宙飛行士流チームワーク術」では自らが講師を務め、小学5~6年生の参加者30人が6つのグループに分かれて紙を使ったタワー作りに挑戦した。そのうえで「宇宙空間ではチームワークが重要。それぞれの性格の違いを尊重して、意見を出し合うことが重要だ」と自らの体験談をまじえて紹介した。

野口さんは、「子供たちに発明・発見の伝えたい」という安藤氏の思いを具現化したカップヌードルミュージアムの設立趣旨に賛同し、令和4年6月に名誉館長に就任している。

企画展は来年3月31日まで。午前9時半~午後4時半。入館無料。火曜休館。問い合わせは同館(072・752・3483)。

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