日本漢字能力検定協会は12日、今年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「金」に決まったと発表した。「金」が選ばれるのは今回で5回目。パリ五輪・パラリンピックの金メダル獲得などの「光の金」と、政治のパーティー収入不記載問題や金目当ての闇バイト強盗事件などの「影の金」という二つの面で注目が集まったとした。
京都市の清水寺で同日、森清範貫主が縦約1・5㍍、横約1・3㍍の和紙に揮毫(きごう)した。
平成7年に始まった今年の漢字は30回目を迎えた。協会のウェブサイトやはがきで応募を受け付け、最多得票の漢字を選んだ。
令和5年は消費税のインボイス(適格請求書)制度導入などを理由に「税」が選ばれた。