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和歌山・太地町でイルカの追い込み漁始まる 周辺で抗議活動もトラブルなし

産経ニュース 2024年9月5日 12時44分

クジラの町として知られる和歌山県太地町で5日、イルカなどの小型鯨類の追い込み漁が始まった。漁は1日に解禁になったが、台風10号の影響で、初出漁を5日に変更していた。

空が明るくなり始めた午前5時過ぎ、町漁協の「太地いさな組合」の漁船10隻が次々と漁に向かった。

沖合約20キロにハナゴンドウを5頭ほど発見したが、陸からの距離が遠く頭数も少なかったため、追い込みを行わなかった。

松本修一組合長は「台風の影響で初出漁が遅れたが、潮の状況もみながら、昨季よりも多く捕獲できるよう取り組んで行きたい」と期待を込めた。

漁港周辺にはイルカ漁の反対を訴える人もいたが、大きなトラブルはなかった。和歌山県によると、追い込み漁の漁期は、イルカ類が来年2月末、ゴンドウ類が同4月末まで。9種の計約1800頭の捕獲が認められている。

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