奈良県王寺町観光協会は、本格的な受験シーズンにあわせて受験生を応援しようと、町内の各地で合格祈願のだるまを並べる「合格だるまストリート」を開いている。3月18日まで。
今回で4度目の開催。期間中は、同協会やショッピングセンター「りーべる王寺東館」、ホテルなどに計80個のだるまが応援メッセージとともに設置されている。
JR王寺駅（王寺町）では特大だるまを設置。さらに、王寺駅や同駅管内のJR郡山駅（同県大和郡山市）、大和小泉駅（同）、法隆寺駅（同県斑鳩町）の電光掲示板に「これまでの努力が、あなたの進むレールに笑顔を咲かせ、輝くミライへ繫がりますように！！！」などと職員からの激励のメッセージを表示している。また、近鉄生駒線、田原本線を走る車両には「五角（合格）つり革」も取り付けられている。
今月9日には、達磨寺（王寺町）でだるまの一斉祈禱（きとう）会が開かれ、JR西日本、近鉄、奈良交通やホテル、食品衛生協会など14団体が参加。日野周圭住職が「心願成就」「身体健康」「開運招福」「合格祈願」を願って経を唱えた。
また、王寺駅では町公式マスコットキャラクター「雪丸」らが職員とともに「滑り止めの砂」を無料配布した。
2月22日～24日には王寺駅中央改札口前で縁起物をテーマにしたマルシェを開催するほか、同月23日は受験生をはじめ頑張る人を応援する曲でサプライズパフォーマンスを行う「フラッシュモブ」も開く。
日野住職は「受験生だけではなく、目標に向かい頑張る人を応援する取り組み。ぜひだるまを見に来て、験を担いでほしい」と話している。
詳しくは、王寺町観光協会ホームページ（https://home.oji-kanko.kokosil.net）。