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ゴルフの街、千葉・市原 ゴルフ場で現地決済型のふるさと納税が可能に

産経ニュース 2024年11月7日 16時26分

国内最多33カ所のゴルフ場がある「ゴルフの街」として知られる千葉県市原市は、今月下旬からゴルフ場を利用した「現地決済型」のふるさと納税の実証実験を始める。ゴルフ場に設置される専用のタブレット端末で手続きすれば、その場で返礼品のゴルフ場利用券が贈られる。来年3月末まで。

総合商社の三菱商事(東京)が提供する現地決済型ふるさと納税サービス「どこでも納税」を活用する。

「市原ゴルフクラブ柿の木台コース」(市原市牛久)のフロントに置かれるタッチパネルに住所や氏名、クレジットカード情報といった必要事項を入力し、1万円を寄付すれば3千円分の当日利用券を受け取れる。入力作業は5分程度で済む。

市へのふるさと納税寄付額は昨年度、約10億2千万円に達した。ゴルフ場利用権は人気返礼品の一つで、今回のどこでも納税サービスでさらなる納税を促す。

実証実験を踏まえ、市は対象となるゴルフ場を増やし、返礼品メニューの拡充も検討する。

小出譲治市長は「現地で納税し、その日のプレー代に活用できる。これまでふるさと納税に興味がなかった人にもメリットを感じてもらえる。繰り返しゴルフ場に訪れてもらう動機付けにもなればいい」と期待を寄せる。(松崎翼)

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