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千葉県警創立150年 記念式典で決意新た「頼れる、誇れる、思いやりのある県警を」

産経ニュース 2024年8月2日 17時32分

昼夜を問わず職務に励んできた千葉県警は2日、創立から150年を迎えた。千葉市中央区の県警本部庁舎では、この節目を記念する式典や植樹式が開かれ、宮沢忠孝本部長らが、先人が築き上げた伝統の重みに思いをはせるとともに、今後も組織一丸となって県民の安全・安心な暮らしを守り抜く決意を新たにした。

県警は明治7年に警察署の前身にあたる「取締所」が設置されたのが始まりとされ、150年間にわたり、治安維持に努めてきた。この日の式典には、宮沢本部長ら県警幹部や穴沢幸男副知事、県公安委員会の佐久間英利委員長ら計約110人が参加した。

宮沢本部長は「全ての職員が能力を十分に発揮し、いかなる事態に対しても県民の安全安心を守る決意のもと、人々の期待と負託に応えていく。歴史ある組織の一員であることに誇りを持ち、頼れる、誇れる、思いやりのある県警を体現する」と式辞を述べた。

佐久間委員長は「県警は長きにわたり、崇高な使命を果たされてきた。安全安心を実感できる暮らしの実現の達成に向け、一丸となって職務にまい進することを期待する」と強調した。

デジタル化の加速による犯罪の多様化や、気候変動による自然災害の局地化など県を取り巻く環境が厳しさを増す中、熊谷俊人知事の祝辞を代読した穴沢副知事は「安全安心の確立は県政の土台であり、職務に精励する警察は大変頼もしい。県としても防犯対策や交通安全施策の推進に取り組む」と話した。

式典では、県警音楽隊が新行進曲も披露。親しみやすい曲調で、150年を迎えるに当たり、職員の士気高揚や県警の未来への飛躍と発展を県民にアピールすることを目的に音楽隊長が作曲した。

式典後の植樹式には、若手職員らも参加した。宮沢本部長らが県木「マキ」の根元に土をかけて水をやり、さらなる発展を願った。(松崎翼)

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