産経新聞社などの新聞社と通信社が加盟する北海道写真記者協会主催の「第41回北海道報道写真展」が14日、札幌駅前通地下歩行空間「チ・カ・ホ」の憩いの空間で始まった。10月末までの1年間、新聞紙面やデジタル面に掲載された応募作品298点の中から、審査で選ばれた入賞7点と入選63点を展示している。
最優秀賞にあたる「協会賞」は、北海道新聞社の富田茂樹カメラマンが撮影した「タンチョウ100年」が選ばれた。絶滅したとされるタンチョウが再発見されてから100年を迎え、道東から道央などに生息域を広げるタンチョウの美しさや優雅さを8枚の組み写真で伝えている。
サンケイスポーツの三浦幸太郎カメラマンは、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が完投した伊藤大海選手をベンチ前で迎える様子を撮影した「The great voyage continues」が入選作に選ばれた。
買い物に来ていた市内在住の会社員の林晃一郎さん(41)は「報道写真を通じて今年1年を振り返り、思い返すことがいろいろあった」と話した。
写真展は18日まで。観覧無料。年明け以降は道内3地区で巡回展示する。
▽十勝会場=道の駅おとふけ「なつぞらのふる里」(音更町、1月14~19日)
▽函館会場=五稜郭タワーアトリウム(函館市、2月10~16日)
▽東川会場=東川町文化ギャラリー(東川町、3月12~27日)。(坂本隆浩)