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「みんなの蟷螂山に」 カマキリで知られる山鉾、今年の授与品発表

産経ニュース 2024年7月5日 12時10分

祇園祭の山鉾(やまほこ)の一つで、カマキリのからくりで知られる蟷螂(とうろう)山の授与品が完成し、今年はカマキリをモチーフにした豆皿などが加わった。同保存会が発表した。14日から京都市中京区の会所で販売する。

豆皿などはイラストレーターの福岡麻利子さんがデザインを手がけた。200枚を用意し、評判が良ければ来年も続けていくという。このほかてぬぐいは、着物の吉祥文様の「宝尽くし」をイメージするなどした2種類、各2千枚を用意。「老若男女問わず、みんなの蟷螂山になるようにという意味を込めた」(福岡さん)という。

また今年から厄除(よ)けちまきを新装。ホチキスや輪ゴムを用いず、環境にも配慮した。蟷螂山の字は、書道家の杭迫柏樹さんが揮毫(きごう)した。杭迫さんは「(書の)流れが自然になるように意識した」と語った。授与は16日まで。(森天音)

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