５月７日に開庁した和歌山県田辺市役所（同市東山）６階の「市民展望テラス」が人気を集めている。海抜約１９メートルの高台にあるため見晴らしがよく、市民らが訪れて周辺の景色を楽しんでいる。
同市役所は西に約１キロ離れた旧市役所（同市新屋敷町）から移転。地上６階建てで、市議会議場などがある最上階の北側と南側に市民展望テラスが設置され、市民らが自由にガラスドアを開けて出入りできる。
南側テラスでは海が広がり、白浜町方面を見渡せる。北側テラスでは山や住宅、ＪＲ紀勢線の線路などを望める。
初めて訪れたという同市稲成町の女性（５４）は「見晴らしがすごくよく、海が見える景色がいい。涼しくなったらまた来たい」と話していた。
同市役所は１階を除く各階に来庁者用のテーブルと椅子を配置。コンセントも備え、市民らが憩いの場として利用している。