大阪府警は16日、府警本部(大阪市中央区)で今年初めての署長会議を開き、岩下剛本部長が、開幕まで3カ月を切った2025年大阪・関西万博に向け「府警の総合力を結集して、安全対策に全力を尽くしてほしい」と訓示した。
会議には府内64署の署長や本部所属長ら約200人が出席。岩下本部長は「府警の威信にかけて安全安心な万博を実現しなければならない」と強調。「警戒の空白」が生じないよう治安対策の徹底に加え、テロやサイバー攻撃への対応、会場周辺の交通対策などに万全を期すよう求めた。
また、交流サイト(SNS)を通じた詐欺事件への対策強化も指示。「ロマンス詐欺などの被害者は40代から60代が多い。タイムリーに被害情報を提供することが重要だ」とした。