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就職活動で生成AI「チャットGPT」を活用する方法 過度に頼りすぎないことも重要  プロが指南 就活の極意

産経ニュース 2024年11月21日 14時0分

就職活動において、情報収集や準備の効率化、自己分析の深掘り、面接対策など、さまざまなシーンで対話型生成人工知能(AI)「チャットGPT」が大きなサポートをしてくれる存在となってきました。AIツールの一つであるチャットGPTは、自然言語処理を活用して人間と同じように会話を行い、膨大なデータベースから回答を生成することができます。今回は具体的な活用方法とその利点について解説していきます。

1.業界・企業研究の効率化

就職活動では、自分が目指す業界や企業について詳しく知ることが重要です。チャットGPTは、その企業の業界トレンドや基本情報について素早く情報を提供することができます。例えば、以下のような使い方が考えられます。

❶業界の動向を把握する

例えば「IT業界の最新トレンドは何か」「食品業界の課題にはどのようなものがあるか」などの質問に対して、チャットGPTは現在の業界トレンドや具体的な事例を提示してくれます。

これにより、新聞やニュース記事を大量に読まなくても、手軽に業界の理解を深めることができます。

❷企業の特徴を理解する

特定の企業について質問すると、その企業の製品やサービス、企業理念、主要な取り組みなどの情報を得ることができます。

もちろん、公式サイトやニュース記事での確認も必要ですが、チャットGPTを使うことで、企業研究のスピードを上げることができます。

このような情報収集を通じて、自分が働きたいと考える企業や業界についての理解を深め、面接時に具体的な意見や関心を持って語ることができるようになります。

2.エントリーシート(ES)・面接などの選考対策支援

エントリーシートや履歴書の作成は、自己表現の場として非常に重要ですが、多くの就活生にとっては悩みの種でもあります。

チャットGPTを使えば、効果的な表現方法や自己PRの内容についてアイデアを得ることができます。

❶エピソードの掘り起こし

自己PRのエピソードが思い浮かばない場合、チャットGPTに「学生時代に力を入れたことを思い出す手助けをしてほしい」と頼むと、質問を通じてエピソードを引き出してくれる場合があります。自分の強みや経験について深掘りし、自分でも気づかなかったポイントを発見できるでしょう。

ただし、チャットGPTに依存しすぎると「自分の言葉」ではなくなるリスクがあるため、得たアドバイスをもとに、自分らしい表現でまとめることが大切です。

❷想定外の質問にも対応

面接では時に予想外の質問が飛んでくることがあります。チャットGPTに「意表を突く質問例を教えてほしい」と頼むと、面接で実際に聞かれることのある変わった質問(「あなたを動物に例えるなら何ですか?」など)を提示してくれます。

このような質問にも事前に対策することで、本番での冷静な対応が期待できます。

❸企業ごとの面接対策

企業ごとの傾向に合わせて面接の準備を行うことも可能です。例えば、「○○会社ではどのような質問が多いか」といった質問をすると、過去の面接傾向に基づく回答を提供してくれることもあります。企業ごとに異なる対策を取ることで、より企業に合った面接対応ができるようになります。

このようにチャットGPTは非常に便利ですが、過度に頼りすぎないことも重要です。自己分析や企業研究、エントリーシートの作成、面接対策など、就職活動は自分自身を深く理解し、それを的確に表現する力が求められます。

AIからの提案を参考にしながらも、自分自身の言葉で表現し、自分らしさを保つことが大切です。

また、AIの情報はあくまで参考であり、公式な情報源や人との対話を通じた直接の体験から学ぶことも大切です。チャットGPTを賢く活用し、納得のいく内定を勝ち取るための一助としましょう。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

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