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イトーヨーカドー津田沼店、46年間の歴史に幕 29日に閉店 後継は未定

産経ニュース 2024年9月28日 19時57分

セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下の総合スーパー、イトーヨーカドー津田沼店(千葉県習志野市)が29日午後7時で閉店する。昭和52年11月の開業から46年間、多くの買い物客らに親しまれてきた。後継テナントや新店舗の開業時期は未定だ。イトーヨーカドーでは同店に続き、柏店(柏市)や姉崎店(市原市)の閉店も決まっている。

津田沼店はJR津田沼駅北口近くにある。新京成線新津田沼駅と一体的な構造になっているのが特徴だ。

地上1~8階のフロアに衣料品や化粧品のほか、美容室や生活家電売り場などが入り、地下1階には食品フロアが広がる。

かつてはヨーカドーの全店で売り上げトップになったこともあるが、近隣にはイオンモールなど競合店が出店。商戦が激化しており、苦戦を強いられている。

セブン&アイHDはグループ全体での構造改革を加速している。令和8年2月までに全国で33店舗を削減する計画を立てている。店舗ごとに収益性などを精査した結果、津田沼店は幕を下ろすことになった。

同店周辺ではダイエーや丸井などが進出し、1970年代には「津田沼戦争」とも呼ばれるほどだったが、その後、大型店の撤退が相次いだ。昨年は津田沼パルコ(船橋市)も閉店した。JR津田沼駅南口では、複合商業施設「モリシア津田沼」の建て替え計画も進んでいる。

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