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駅名表示板にストリートファイターのキャラクター 橿原神宮には「ケン」の銅像

産経ニュース 2024年9月30日 20時26分

人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラクターがデザインされた駅名表示板が30日、奈良県橿原市の近鉄・大和八木駅などにお目見えした。キャラクターが描かれたヘッドマーク付きの近鉄電車も同日限定で運行され、鉄道ファンらがスマートフォンなどで撮影していた。市は同ゲームのキャラクターを生かした街づくりを進めており、鉄道を利用する観光客らに魅力を発信したいとしている。

駅名表示板には「リュウ」「ケン」「春麗(チュンリー)」など10種類のキャラクターが描かれ、近鉄橿原線の大和八木駅や橿原神宮前駅など4駅に設置された。電車のヘッドマークは直径35センチで、「リュウ」がデザインされた。

また、同市久米町の橿原神宮・養正殿前では同日、「ケン」の銅像の除幕式も行われた。台座を含めた高さは約1・6メートルで、市内の企業などの寄付金でまかなわれた。キャラクターの銅像はすでに大和八木駅前に「リュウ」、市役所分庁舎「ミグランス」前に「春麗」が設置されており、今回で3体目となった。

亀田忠彦市長は「駅には鉄道ファンらがさっそく訪れてくれ、効果の大きさを感じた。ストリートファイターをきっかけに、橿原神宮などすばらしい歴史遺産のある橿原市を巡ってもらえれば」と話した。

ストリートファイターを開発したゲームソフト大手、カプコン(本社、大阪市)の創業者が橿原市出身で、市と同社は令和4年8月に観光や地域振興などを目的に包括連携協定を締結し、市のPRにキャラクターが活用されている。

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