男性に多いとされている心疾患などの循環器病には女性特有のリスクもあることを知ってもらおうと、日本循環器協会が主催する公開セミナー「赤をまとい女性の心臓病を考える」が2月、東京と大阪で開かれる。
女性は更年期や閉経を迎える年齢に差し掛かると女性ホルモンが減少し、心臓病の発症率が急増する傾向がある。
セミナーは女性の心臓病に特化した疾患啓発活動「Go Red for Women」を展開する米国心臓協会(AHA)のサポートを受け、昨年からスタート。今年は2月8日に東京大学安田講堂(東京都文京区)、同22日に梅田スカイビル(大阪市北区)でそれぞれ開催する。
医師らが講演するほか、心疾患の当事者らを招いてパネルディスカッションも実施。東京会場はタレントの山瀬まみさん、大阪会場は元サッカー女子日本代表の澤穂希さんがパネルディスカッションに参加する。
両会場とも午後1時から開始(開場は午後0時半)。定員は東京が先着800人、大阪は同200人。
参加無料だが、AHAでは活動の一環として毎年2月の第1金曜日を「赤をまとう記念日」に指定しており、参加者はこれにちなんで服、マフラー、ピンバッジなどの「赤いもの」を身につけるのが条件。
申し込みはホームページhttps://grfw-j.j-circ-assoc.or.jp/event/seminar_2025/または運営事務局(メディカルクオール内)03・6369・8715へ。