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「殺すぞと伝えておけ」の暴言も 更迭の京都府警本部長、調査で認定

産経ニュース 2024年10月3日 17時27分

部下への不適切発言を巡り、警察庁長官訓戒の処分を受けた京都府警の白井利明本部長が警察庁の調査に対し、「(部下に)言葉を濁されたためにイラっとした」と説明していることが3日、分かった。府警は調査の結果、「殺すぞ」といった2つの不適切な発言があったと認定し、警察庁に報告した。

白井氏は14日付で長官官房付に異動となる内示を受けた。事実上の更迭とみられる。都道府県警トップによるパワハラの認定や処分は異例。

疑惑を調査した府警によると、白井本部長は8月、部下の職員から施策に関するスケジュールの説明を受けた際に「殺すぞ」と発言。また、別の職員に対して同月、「殺すぞ」と直接伝えた職員が所属する部門を名指しし、「殺すぞと伝えておけ」とも発言した。

警察庁の調査に対し白井本部長は「(施策を)実施するまでのスケジュールがあまりに長いと感じた一方で、他県警の取り組み状況について言葉を濁されたためにイラっとした」と話した。「(不適切発言を浴びせた職員とは)日頃から親しく接しており、甘えや緩みが出てしまった」とも述べたという。

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