兵庫県知事選に立候補した「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏から、交流サイト(SNS)上で、虚偽の内容を投稿され名誉を傷つけられたとして、県議会調査特別委員会(百条委員会)委員長を務める奥谷謙一県議が名誉毀損の罪で、立花氏を刑事告訴した問題で、兵庫県警が立花氏を任意で事情聴取することが16日、捜査関係者への取材でわかった。
告訴状によると、10月31日~11月19日、X(旧ツイッター)などで、奥谷氏は悪人で噓をついたり、マスコミに圧力をかけたりして、告発文書を作成した県の元幹部が死亡した原因を隠蔽したという趣旨の虚偽の内容を投稿され、名誉を毀損されたなどとしている。
立花氏は16日、自身の公式ユーチューブチャンネルで、県警捜査2課から電話があり、今月22日に呼び出されたと明かしている。
兵庫県知事選を巡っては、再選された斎藤元彦知事を支持し、当選を目指さないという異例の形で立花氏が立候補し、斎藤氏を支持。斎藤氏の失職の原因となったパワハラ疑惑などを内部告発した元県民局長が公用パソコンに残していた私的情報をSNS上などで公開したことなどについても波紋を呼んでいた。