大阪府議会は5日の本会議で、政府が2025年大阪・関西万博に出展するパビリオン「日本館」に、北朝鮮による拉致問題の啓発ブース設置を求める意見書を賛成多数で可決した。今後、意見書を首相や衆参議長らにあてて提出。万博で拉致問題への国際的な理解を深め、解決に向けた強い意志を示すことを求める。
意見書では、拉致問題を「一刻の猶予も許されない重大な人権問題である」と位置づけ、拉致被害者の早期帰国実現に「広く世界の人々に我が国の最重要課題である拉致問題を知ってもらうべきだ」とした。
大阪市議会でも9月12日に同様の意見書が全会一致で可決されている。