Infoseek 楽天

ドン・ファン死亡前、別の女性が「求婚された」 裁判で証言、面前で元妻に電話し離婚話も

産経ニュース 2024年10月3日 15時38分

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=に対する殺人罪などに問われた元妻、須藤早貴被告(28)の裁判員裁判の第8回公判が3日、和歌山地裁(福島恵子裁判長)で開かれた。野崎さんの知人女性への証人尋問が行われ、死亡前に野崎さんから被告と離婚する意向を示された上で「『結婚してほしい』と何度か言われた」と述べた。

検察側は冒頭陳述で「遺産を得るために完全犯罪をたくらんだ」と指摘し、野崎さんから離婚を迫られていたことを動機の一端とした。一方、無罪を主張する弁護側は「被告から切り出した離婚話を野崎さんに慰留されたこともあった」と反論している。

被告と野崎さんは平成30年2月に結婚。同年5月24日に野崎さんは急性覚醒剤中毒で死亡した。

知人女性の証言によると、同年4月下旬に初めて野崎さんと食事をした際、途中で被告と電話し「離婚したい。お願いします」と下を向きながら話していた。

知人女性は野崎さんが死亡するまで計3回会い、複数回にわたって「結婚してほしい」と迫られた。和歌山に来るよう求められ、対価として現金20万円が振り込まれたという。

一方、被告について「海外でモデルをしている」と自慢する場面もあったとした。

この記事の関連ニュース