Infoseek 楽天

兵庫県警がSNSの誹謗中傷に警告 公式アカウントで発信 元県議死亡を受け

産経ニュース 2025年1月24日 7時0分

兵庫県警はX(旧ツイッター)の公式アカウントで、交流サイト(SNS)での推測や臆測に基づく根拠のない誹謗(ひぼう)中傷をやめるよう投稿した。死亡した竹内英明元県議(50)が県警の捜査対象だったとする虚偽情報が拡散されたことなどを受けての対応という。

県警は22日の投稿で「確たる証拠がないのに、推測・憶測で人を傷つけるような書き込みをするのはやめましょう」と呼びかけ、「たとえ、それが正義感に基づくものであったとしても、刑事上・民事上の責任が生じる場合があります」と警告した。

竹内氏の死亡が伝えられた19日、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が、竹内氏が県警から任意聴取を受けていたとし「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などと発信。翌日の県議会警察常任委員会で県警の村井紀之本部長は「全くの事実無根」と否定し、「明白な虚偽がSNSで拡散されていることは極めて遺憾」と述べていた。

県警県民広報課の担当者は、「誹謗中傷で、SNS環境が非常に良くない方向に進んでいる。誹謗中傷などをやめて、優良な情報交換ができるような良い環境作りを目指していきたい」とし、「誹謗中傷を防ぐため、今後も同様の注意喚起を続けていく」と話している。

この記事の関連ニュース