京都府警の新たな本部長に14日付で着任した吉越清人氏(53)が18日、京都府警本部(京都市上京区)で記者会見し、「職責を果たすべく誠実に着実に力を尽くす」と意気込みを語った。
前任の白井利明氏は、部下への「殺すぞ」との発言などが警察庁にパワーハラスメントと認定され、事実上の更迭となった。吉越氏はこの日の会見でパワハラについて問われ、「決して行ってはならないもの」とした上で、「ハラスメントの防止を最重要課題の一つと位置付けて対策を推進する」と話した。
その上で府警本部長として、「『愚直』という言葉を胸に刻んで仕事に取り組みたい」と述べた。
吉越氏は東京都出身。東京大法学部を卒業後、平成7年に警察庁に入庁し、警視庁公安総務課長や警察庁会計課長などを歴任。16~18年には京都府警で捜査2課長を務めた。