琵琶湖汽船(大津市)は13日から、2024年本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』と「ミシガンクルーズ」がコラボしたキャンペーン「レッツゴーミシガン」を始める。10月31日までの期間中、『成瀬―』の本を持参した乗船客へのオリジナルカード配布やSNS(交流サイト)投稿キャンペーンのほか、『成瀬―』の作者、宮島未奈さんと行く特別クルーズなどを計画。担当者は「成瀬ファンの方々に楽しんでいただけるよう、内容をパワーアップしています」としている。
『成瀬―』はコロナ禍の大津市を舞台にした青春小説。日々全力で我が道を突き進む主人公、成瀬あかりが、周囲の友人や大人たちとの交流を通じて成長していく姿を描いている。
2024年本屋大賞を受賞したことを記念し、琵琶湖汽船が今回、第3弾となるキャンペーンを企画した。
『成瀬―』または続編の『成瀬は信じた道をいく』の本を持参した乗船客を対象にした「オリジナル『成瀬カード』のプレゼント」は、乗船当日、チケット購入の際に本を窓口で提示すれば、成瀬の名言入りオリジナルカード(全4種類)を配布する。
カードは中身が見えないブラインド袋で渡され、成瀬の名言は「開けてからのお楽しみ」(担当者)としている。
対象便は、大津港発着の「ミシガン60」「ミシガン90」「ミシガンナイト」。カードは数量限定で、予定数量に達した時点で配付を終了する。
「『#レッツゴーミシガン』SNS投稿キャンペーン」は、ミシガンの乗船時に撮影した写真を、琵琶湖汽船公式アカウント(InstagramまたはX)をフォローの上、ハッシュタグ「#レッツゴーミシガン」「#ミシガンクルーズ」の両方を付けて投稿する。
投稿者の中から抽選で、10人に「成瀬アクリルスタンド(非売品)」、5人に「宮島未奈先生サイン入りクリアファイル」をプレゼントする。
また8月31日には「宮島未奈先生と行くミシガン特別クルーズ」を計画。大津港発着の午後4時20分~5時20分の臨時便で、宮島さんの出航ドラ合図による出航式をはじめ、宮島さんのトークショーやサイン会、本の即売会などを予定している。
7月13日午前9時からWEB予約受け付けを始める。定員100人。定員になり次第、受け付けを終了。参加料は大人3200円、小学生2千円(乗船料含む)。
ほかにもキャンペーン期間中、「『近江牛コロッケ定食』&『ミシガンクルーズ』セットプラン」や「『競技かるた』&『ミシガンクルーズ』体験プラン」などユニークな企画を用意している。
担当者は「ぜひ、この夏は作品の聖地巡礼、ミシガンクルーズへお越しください」と呼びかけている。