大阪府貝塚市の海岸の消波ブロックで発見された両足を粘着テープで縛られた男性の遺体について、大阪府警は13日、司法解剖の結果、死因は強く縛られたことによるショック死だったと発表した。腐敗が進んでおり、10月下旬に死亡したとみられる。府警は何者かが男性を殺害し、遺棄した殺人・死体遺棄事件として捜査を進める。
府警によると、男性の口や両足のひざ下には何重にも粘着テープが巻かれていた。遺体の一部は白骨化し左手は欠損していた。解剖の結果、体内から海水は検出されず、粘着テープを両足のひざ下の広範囲に巻かれたことで血中の酸素供給量が減少し、死亡に至ったとみられる。
男性は10代後半~20代後半とみられ、身長163・5センチ。黒のTシャツにスエットのズボン、トランクスを着用しており、府警は身元の特定を急いでいる。
府警によると、遺体は9日午後10時ごろ、付近の釣り人が発見し、110番した。