勤務時間中に喫煙を繰り返していたとして、大阪府教育庁は31日、大阪狭山市立中学に勤務する男性教諭(45)を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。男性教諭の申告では、勤務時間中の喫煙は、平成30年4月から約6年半の間に852回、93時間29分に及んでいた。「見つからなればいいと思った」と話しているという。
府教育庁によると、1日1回の頻度で授業の合間などに、勤務時間中にもかかわらず喫煙。前任の中学校では男子更衣室や学校周辺の公園、現在の中学校に令和4年4月に異動してからは教科準備室を利用していた。いずれの学校でも敷地内は禁煙だという。
また、喫煙のために勤務中ながら校外へ出たことに関し「郵便を出しに行くのと変わりないと思っていた」とも述べたという。
府教育庁は管理監督責任を果たせていなかったとして、男性教諭が喫煙していた期間中の校長3人について、いずれも厳重注意とした。