同居する父親の頭を模造刀で殴ったとして、大阪府警平野署は16日、殺人未遂容疑で、大阪市平野区平野西の無職、船着数吉容疑者(25)を現行犯逮捕した。容疑を認め、「ごみの出し方をめぐって口論になった。『殺したろ』と思って殴った」と供述している。父親(72)は頭の骨を折るなどのけがをしたが意識はあるという。
逮捕容疑は16日午後5時過ぎ、自宅マンションで父親の頭を模造刀で複数回殴り、けがをさせたとしている。
同署によると、船着容疑者は両親と3人暮らしで、容疑者自身が「親子げんかで父親の頭を殴った」と119番した。父親は捜査員に「寝ていたら痛みを感じた」と説明しているという。同署は日常的なトラブルの有無などを調べる。