大阪府の集合住宅で10月、男児(1)が虐待され死亡した事件で、大阪府警は13日、死亡1カ月半前に男児に熱湯をかけ、やけどを負わせたとして、傷害の疑いで、男児の母親の交際相手で無職、長谷川廉斗(れんと)容疑者(26)=大阪市旭区、男児への傷害致死容疑で逮捕済み=を再逮捕した。容疑を否認しているという。
再逮捕容疑は8月23日午前、府内の集合住宅の一室で、西村結翔(ゆいと)ちゃんに熱湯をかけ、頭や背中などにやけどを負わせたとしている。
府警によると、長谷川容疑者は任意の調べに、結翔ちゃんが流し台の上に置いてあった熱湯をこぼし、頭からかぶったと説明。しかし府警が意見を求めた複数の医師が、やけどの痕と矛盾があると説明。府警は故意に熱湯をかけられたと判断した。
長谷川容疑者は10月、結翔ちゃんに暴行を加え、内臓損傷による腹部内出血で死亡させたとして傷害致死容疑で逮捕され、11月13日に処分保留となっている。