京都府警察学校(京都市伏見区)で28日、初任科長期課程の卒業式が行われた。約10カ月間の課程を修了した第271期生50人(男性35人、女性15人)が、警察官としての新たな一歩を踏み出した。
吉越清人本部長は「世のため、人のために奉仕する人生を選択したことへの誇りと責任感を胸に刻んで、歩み続けていくことを期待している」などと訓示した。
卒業生総代を務めた真下洸輝巡査(21)は「同期生とともに困難を乗り越えてきた。これからは同期生との思い出を胸に、それぞれが掲げる目標に向かって全力で突き進む」と涙ながらに答辞を述べた。たくましく成長した卒業生の姿に担当教官も涙していた。
初任科生たちは卒業とともに京都府内の各署に配属され、現場で府民の安心安全に寄与する。(渡辺大樹)