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来秋の国スポ・障スポ、新ユニホームなど披露 滋賀らしさ前面に

産経ニュース 2024年7月30日 19時25分

滋賀県内で来秋に開催される「国民スポーツ大会」と「全国障害者スポーツ大会」を前に、選手団のユニホームや炬火(きょか)トーチ、炬火受け皿が30日、大津市内のホテルで披露された。ユニホームの更新は12年ぶりで、大会に向けた準備が着々と整っている。

ユニホームは、本大会用とスケート用、スキー用の3種類が制作された。

このうち本大会ユニホームは「栄光」「勇気」「力強いパワー」「調和」を表す濃紺を採用。ドット柄できらめく琵琶湖を表現し、再生ペットボトル糸を使うことで環境にも配慮した。背部には、琵琶湖の水面と朝日をイメージした「SHIGA」の文字をあしらったロゴがある。

パラアスリート用のズボンには前ファスナーが付いており、着脱しやすくなっている。

開閉会式などで使われる炬火トーチは、上部に琵琶湖の穏やかな波を金箔で表現し、濃淡2色の青色は漆塗りで季節の変化を感じさせるデザイン。持ち手は昭和56年に開催された「びわこ国体」のトーチ同様に木材を使用している。

また、採火した炬火を一時的に灯すために使用する炬火受け皿は信楽焼で、深みのある青色になるように「海鼠釉薬(なまこゆうやく)」が施されている。受け皿下部には、小学生らが作った3センチほどのピースで装飾されている。

新たなユニホームに袖を通した男子走り高跳びの瀬古優斗選手(26)=大津市出身=は「滋賀らしさがあるデザインで着心地もいい。ついに始まるんだなと気が引き締まる思いだ」と話した。

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