大阪府四條畷市の東修平市長(35)は25日、任期満了に伴う同市長選(12月15日告示、22日投開票)に3選出馬しない意向を表明した。「長く続く権力には弊害が伴う」などと理由を述べ、後継候補は総合人材サービス会社「エン・ジャパン」を通じて全国から募るという。
都内で会見した東氏は公募の狙いを「知っている人の中に必ずしもふさわしい人物がいるとは限らない」と説明。東氏が今月25日付で立ち上げた政治団体が立候補予定者を募り、東氏や団体メンバーが選考する。
東氏は外務省勤務などを経て平成29年の市長選で当時全国最年少(28歳)で初当選。今後については「未定」とした。
東氏引退を受け、市長選を巡る各党の動きが本格化しそうだ。前回選で東氏に敗れた地域政党「大阪維新の会」の地元関係者は「現状は全くの白紙」としている。
同市を含む衆院大阪12区は国政政党「日本維新の会」の藤田文武幹事長の地元。首長選では約4年前の同市長選から3連敗している。