京都市下京区の西本願寺と東本願寺で20日朝、1年間にたまったほこりを落とす年末恒例の「すす払い」が行われた。僧侶や門信徒らがお堂の畳をたたいて、新年を迎える準備を整えた。
西本願寺では午前7時ごろから割烹(かっぽう)着にマスク姿の約450人が作業を開始。竹の棒で勢いよく畳をたたくと、ほこりが舞い上がり、後から大きなうちわであおいでほこりを外に出した。両親と参加した桑原瑞樹さん(10)は「寒かったけど、みんなできれいにやるのはやりがいがある。お寺を支える一員になったみたいでうれしい」と話した。
また東本願寺では、関係学校の大谷中(同市東山区)と京都光華中(同市右京区)の生徒計約150人も参加。生徒らは一列に並び、勢いよく竹の棒で畳を打ちたたいた。