大丸松坂屋百貨店は10日、来年4月に開幕する2025年大阪・関西万博の会場内にオフィシャルストアを出店すると発表した。来場者向けの土産品などをそろえる店舗で、百貨店のノウハウを生かしたオリジナル商品も用意する。
大阪メトロ中央線を延伸して来年1月に開業予定の「夢洲(ゆめしま)駅」から直結の東ゲートにほど近い「東ゲートマーケットプレイス」に入る。1階建ての店舗で、面積は約560平方メートル。
コンセプトは「元禄時代の大店(おおたな)/EXPO2025Ver.」で、大丸と松坂屋が創業した江戸時代の中でも町人文化が華やいだ元禄時代を表現する。大丸、松坂屋の商標を配した大のれんを掲げ、店内には大櫓(おおやぐら)や、俵屋宗達が描いた「風神雷神図」へのオマージュ(敬意)を表現したねぶたを展示する。(田村慶子)