2025年大阪・関西万博で、パラグアイのサンティアゴ・ペニャ大統領が、開幕後の5月に万博会場を訪問することが15日、同国関係者への取材で分かった。今回の万博で国家元首の参加が明らかになるのは初めて。
万博は4月13日から10月13日まで、大阪市の人工島、夢洲(ゆめしま)で開催し、約160カ国・地域が参加を予定。会場では期間中、参加国が日替わりで自国の文化を発信する「ナショナルデー」も行われる。
パラグアイは、日本側が建てる施設を複数国で共同使用する「タイプC」パビリオンに出展。同国関係者によると、5月19日に同国のナショナルデーがあり、ペニャ大統領はこれに合わせて会場を訪問する。
訪日中、万博会場以外に、原爆投下から80年となる広島市の訪問や、日本政府関係者との面会も予定しているという。
万博を巡っては、万博に参加を表明している国・地域や国際機関の責任者らが集まる国際会議が15日から、兵庫県姫路市内で開かれており、パラグアイ関係者も出席している。(井上浩平)