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大阪IR、夢洲で準備工事を開始 来春には本体工事着手へ

産経ニュース 2024年10月15日 23時53分

米MGMリゾーツ・インターナショナルの日本法人やオリックスが出資する「大阪IR株式会社」は15日、大阪湾の人工島、夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の建設に向けた準備工事を開始した。仮囲いや仮設事務所の設置、敷地の測量などの工事を行う。来年春には施設本体の工事に着手する計画。

夢洲では同年4月、2025年大阪・関西万博が開幕予定。IR工事に対する騒音などの懸念から、万博を運営する日本国際博覧会協会や博覧会国際事務局(BIE)が万博期間中の工事中断を求め、IR計画の進捗(しんちょく)が一時危ぶまれた。

ただその後、工事手法などを変更することで、万博期間中も工事を進めることが決定。大阪IRは今年9月、違約金を払わずに事業から撤退できる「解除権」を放棄しており、計画される令和12年秋ごろのIR開業がほぼ確実となっている。(黒川信雄)

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