京都五花街の一つ、宮川町の舞妓(まいこ)2人が31日、京都市東山区の世界遺産・清水寺の圓通殿で、スマートフォンを使って確定申告ができる国税電子申告・納税システム「e―Tax(イータックス)」を模擬体験し利用をPRした。
令和6年分の所得税の確定申告が2月17日から始まるのを前に東山税務署が主催した。体験した舞妓の君花さんとふく久さんの2人は、署員の説明を受けながらスマホのカメラで源泉徴収票を読み取るなどし、10分ほどで申告を終えた。
「確定申告は難しいイメージがあった」というふく久さん。「すごく簡単に操作することができた。納めた税金は府民が安心安全に暮らせるように使ってほしい」と振り返った。
昨年に確定申告を行った人のe―Tax利用率は約7割に上っており、同署は「e―Taxを利用し、早めの申告をしてほしい」としている。(入沢亮輔)