2025年大阪・関西万博は13日、開幕半年前を迎えた。万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、令和7年4月13日から10月13日まで、大阪湾の人工島、夢洲(ゆめしま)(大阪市)で開催。161カ国・地域が参加し、約2820万人の来場を見込む。会場では1周約2キロの環状の大屋根(リング)の内側に8人のプロデューサーによる「シグネチャーパビリオン」と海外パビリオン、外側に国内パビリオンが立ち並ぶ。それぞれがどんな「未来社会」をみせてくれるのか。展示内容が次第に明らかになり、期待感が高まってきた。
万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は行列や混雑をつくらない「並ばない万博」を掲げ、来場日時の予約を前提とした電子チケットを販売しており、予約受け付けを13日、いよいよ開始した。来場希望日時の6カ月前から先着順で予約できる。
協会は割安な各種の前売り入場券を販売。同日からは、インターネットに不慣れな高齢者も買いやすいように、予約不要の紙チケットをコンビニエンスストアなどで販売する。1970年大阪万博を知る世代にも積極的な来場を促す狙いだ。
開幕までに、公式キャラクター「ミャクミャク」を生かした全国的な盛り上げを加速させるほか、会期中に会場で展開するイベントや、パビリオンの展示内容を順次公表する。魅力ある万博の姿をどこまで打ち出せるのか、機運醸成は正念場を迎えている。
チケットの詳細は特設サイト https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/