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万博シンボルの大屋根、今月21日に1周2キロ完成へ 工事効率化で1カ月早まる

産経ニュース 2024年8月8日 18時17分

2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は8日、万博のシンボルとなる環状の大屋根(リング)について、今月21日に1周がつながる見通しであることを明らかにした。工事の効率化などにより、つながる時期が約1カ月早まった。

万博は大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開催し、大屋根は約350億円をかけて設置。1周約2キロ、高さ最大20メートルで、完成すれば世界最大級の木造建築となる。来場者は大屋根上を歩くことができ、会場のパビリオン群や大阪湾などの眺望が楽しめる。

建設は3工区に分けて工事が進められていて、当初の予定では9月下旬に1周がつながるとしていた。今月21日には会場西側の手すりなどを設置し、1周がつながる。

大屋根に関しては今後、エレベーターが8月下旬~11月上旬に、エスカレーターが9月下旬~11月下旬に完成し、大屋根上の植栽を12月下旬に終える予定。

万博協会幹部は「万博のシンボルであるリングがつながり、いよいよ開幕に向けた最後の準備を進めていく」と語った。(井上浩平)

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