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万博中のIR工事「もう問題になっていない」 BIE事務局長、吉村知事らと意見交換 

産経ニュース 2024年10月24日 22時5分

博覧会国際事務局(BIE、本部パリ)のケルケンツェス事務局長が24日、大阪府庁で吉村洋文知事、横山英幸大阪市長と意見交換し、来年4月に開幕する2025年大阪・関西万博に向けた機運醸成の取り組みや交通対策、閉幕後のレガシー(遺産)の確立を求めた。

ケルケンツェス氏は人工島・夢洲(ゆめしま、同市此花区)の会場建設について「素晴らしい進展があった」としつつも、全国的な機運醸成の取り組みや会場までの交通混雑を緩和する対策の必要性を強調。閉幕後に向け「万博で育んだ価値観を世界中に分かち合えるようお願いしたい」と求めた。

ケルケンツェス氏は夢洲の会場近くで令和12年秋の開業を目指す、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の工事について万博への影響を懸念していたが、「対策が講じられ、もう問題にはなっていない」と述べた。

吉村氏は「地元を上げて全力で取り組み、国や経済界とも協力して素晴らしい万博にしたい」とし、今年11月にパリで開催されるBIE総会に横山氏と出席し準備状況などを報告する意向を示した。(山本考志)

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