琵琶湖周辺に生息する魚類85種を始めとした生物の写真550点以上を掲載した本格的な魚類図鑑「琵琶湖の魚類図鑑」をサンライズ出版(滋賀県彦根市)が刊行した。
滋賀県立琵琶湖博物館の藤岡康弘特別研究員と川瀬成吾、田畑諒一両学芸員が編集。「魚たちのすむ琵琶湖」「琵琶湖の魚たち」「琵琶湖のおもな貝類・甲殻類」「琵琶湖の漁と食文化」の4章立てで、魚類のほか、主な貝類と甲殻類各10種の生態と見分け方、琵琶湖の成り立ちや漁法・食文化などについて、研究者31人が解説している。
川瀬学芸員は「最新の研究成果も盛り込んだ。単純な魚の紹介ではなく、進化の解説や食文化も盛り込んでおり、子供から大人まで楽しめる」と話している。
B5判232ページ、税込み4400円。