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多様性が魅力 花も葉も楽しめるベゴニア展 大阪・花の文化園 花さんぽ

産経ニュース 2024年7月24日 18時2分

熱帯や亜熱帯地域の植物で、多彩な葉を楽しめることから観葉植物としても人気が高い「ベゴニア」(シュウカイドウ科)。開花時期に合わせて府立花の文化園(河内長野市)は温室内で約120種300鉢を展示している。

背丈が伸びる「木立性」のほか、地表や地下をはって広がる「根茎性」「球根性」と大きく3つに分けられ、同展では木立性を中心に紹介している。

花の色はピンク、白、オレンジなどが主流で、キュウリのように1つの株に雄花と雌花が存在する。同園によると雄花が開花と落花を何度か繰り返した後、子房をもつ雌花が咲くといい、会場には花のしくみがわかる解説板もある。

一方、葉の形や色、模様や質感のバリエーションは花以上だ。人の背丈ほど巨大に育つタイプもあり、多様性にあふれている。展示は8月末まで。

園内ではベゴニアの仲間で、江戸時代に中国から入ってきて帰化したシュウカイドウの群生も見頃だという。(北村博子)

午前9時半~午後5時。大人580円、高校生290円(月曜休園)。9月1日まで、珍しい昆虫や爬虫類(はちゅうるい)と触れ合える夏休みイベントを開催中。園内の野菜やハーブを使った料理が味わえるレストランも人気だ。問い合わせは同園(0721・63・8739)。

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