今回ご紹介する吉本新喜劇の座員は、「吉本イチ」のギターの腕前でいつも劇場を沸かせる実力者、松浦真也です。
ギターとの出合いは中学3年の夏。きっかけは姉が買ってきた映画「スタンド・バイ・ミー」のパンフレットだったと言います。そこに掲載されたテーマ曲のギターコードを見て、「これでギターが弾けるんや」と知った松浦少年。友達の家に放置されていたギターを売ってもらいました。
音楽教室に通ったことがなく、独学だというから驚きです。当時は動画投稿サイト「YouTube」などもないので、楽曲の音を自分で聞き取って練習し、腕を磨いたそうです。
大学時代は軽音楽部に所属しバンド活動に励むも、ミュージシャンの道は厳しく不動産会社に就職しました。しかし、ここでも挫折。悩む松浦に、姉が新喜劇のオーディションを勧めてくれたそうです。
「お笑いは好きだけど、まさかやる側になるとは全く思っていなかった」
新喜劇に入団した当初、ギターを持たずに舞台に立っていた松浦に、烏川耕一が「ギター使ったら?」と提案。今やテッパンのギターネタは、「歴代の先生」と呼ぶ石田靖や清水けんじ、すっちーたちに教わりながら完成させていったそうです。
そんな松浦は2月14日にバナナホールにて、生バンドと新喜劇のコラボイベントを控えています。その名も「ヤンシー&マリコンヌのポップコーンミュージック vol.3」。「ヤンシー&マリコンヌ」は、森田まりことの音楽ユニットです。
松浦に今年の抱負を聞くと、「もっとギターがうまくなりたい。技術が全然足りていない」。向上心の高い答え、と思いきや「人気が全然ないから…。イベントのチケット売れへん」と弱気の発言。皆さま、ぜひご来場を!
そして「1人でギターを弾きながら落語をするネタも考えていて…」と、新たな芸の構想もぽろり。音楽もネタも湧き出る人間ジュークボックス・松浦が、2025年はどんな音色を奏でてくれるのか注目です!
(吉本新喜劇座員・芸人ライター 吉岡友見)