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「平和維持こそ英霊の供養に」 真田山旧陸軍基地で秋季慰霊祭

産経ニュース 2024年10月26日 15時56分

全国最古で最大の陸軍墓地として知られる「真田山旧陸軍墓地」(大阪市天王寺区)で26日、秋季慰霊祭が営まれた。遺族や陸上自衛隊関係者ら約200人が参列し、平和の礎となった戦没者に哀悼の祈りを捧げた。

墓地は明治4年、国内初の軍用墓地として創設。西南戦争や先の大戦などの戦死者らの墓碑が5100基以上あり、納骨堂には8200柱以上の遺骨が眠っている。

慰霊祭は、墓地の維持管理を担う公益財団法人「真田山陸軍墓地維持会」(事務局・タカラベルモント)が昭和27年から毎年開催。維持会理事長の吉川秀隆・同社社長が「世界の恒久平和実現に力を尽くすことが、戦没者の思いにこたえる道だと心に刻んでいます」との祭文を奉読した。

参列した大阪府遺族連合会の岡倉三郎会長(88)は「国際情勢が不安定な中でも平和を維持することが英霊の供養になる」と語った。

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