絵本作家、池田あきこさんが創作する不思議な国《わちふぃーるど》に暮らす猫の主人公「ダヤン」の誕生40年を記念した展覧会「猫のダヤン40周年 ダヤンの不思議な旅 池田あきこ原画展」(産経新聞社ほか主催)が11日、大阪市浪速区のなんばパークスミュージアムで開幕する。
同展では初期から描き続ける「パステル画」と池田さんのライフワークである「わちふぃーるどの旅」という2つのキーワードを軸に、ダヤンと池田さんが歩んできた40年間の歴史を振り返っていく。
《わちふぃーるど》は動物や妖精、魔女などさまざまな生き物が共存する世界で、独自の文化を持つ星。池田さんは「人はそれぞれ違う」ということを作品を通して感じてほしいという。
不思議な魅力を持つ「ダヤン」は革工房のシンボルキャラクターとして昭和58年に誕生した。ダヤンを中心に個性豊かなキャラクターたちが織りなす物語は絵本や画集、長編物語、旅のスケッチ紀行など多岐に渡って展開され、人気を集めている。大阪会場からは最新作の原画9点が初公開される。
当日券は一般・大学生1400円、高校生1000円、小学・中学生600円。27日まで。